4月ハワイ不動産統計

4月のハワイ不動産販売統計についてホノルル不動産業界から発表されました。この統計は2023年4月の統計と比較した結果です。

現在不動産30年ローンの金利が6.8%と高くなっていますが、このような状況になると現金で不動産購入できる方が増えてきます。

金利が低い時代はローンを組んで物件購入する人が急増するので、価格競争が始まり、販売価格が上昇、値段交渉は不可能となります。

ローンを組まなくても物件を購入できる人は低金利時代には買い控える傾向にあり、ローンを組んで購入する人が多い価格帯のコンド$300,000ー$399,000の販売戸数が去年と比べて35%減少しています。

 

販売実績:

  • 一戸建て住宅: 前年比26%の大幅増で、262件の取引がありました。前月比でも13.9%の増加が見られます。

 

  • コンドミニアム: 前年比でわずかながら2.6%増加し、431ユニットが販売されました。これは前月比で25.3%の大幅な増加です。

 

市場に出ている日数:

  • 一戸建て住宅: 市場に出ている中間日数は、前年の24日から17日へと大幅に短縮され、契約までの時間が速くなっています。

 

  • コンドミニアム: 対照的に、コンドミニアムの市場に出ている中間日数は、前年の20日から29日へと増加し、販売プロセスが遅くなっていることを示唆しています。

 

価格設定:

  • 一戸建て住宅: 中間価格は1,100,000ドル(約1億6千万円)で安定しており、前年比10%の増加です。

 

  • コンドミニアム: コンドミニアムの中間価格は528,000ドル〈約8000万円)に上がり、前年比で5.6%増加しました。

 

販売分布:

  • 高額な一戸建て住宅(1,100,000ドル以上)の販売は50%増加しました。

 

  • 600,000ドル以上のコンドミニアム販売は23.1%増加しましたが、300,000ドルから399,999ドルの範囲のユニットは35.1%減少しました。

 

希望価格以上での成約:

  • 一戸建て住宅の販売の3分の1が希望価格以上で成約し、前年の25%から増加しました。

 

  • コンドミニアムの場合、成約した販売の15%が希望価格以上で、前年の22%から減少しました。

 

在庫変動:

  • 一戸建て住宅の在庫は前年比で15.5%増加しました。

 

  • コンドミニアムの在庫はより大きく、37.8%増加しました。

 

ホノルル不動産協会長は、「販売はパンデミック前や2021年、2022年のピーク活動には達していませんが、市場の回復兆しは見られます」と述べています。売上げの月次増加は、住宅ローン金利の上昇にもかかわらず、バイヤーが市場で活動的であることを示しています。この概観からは、特に一戸建て住宅の市場に対して楽観的な見通しが示されています。

 

 
 
 
 
 
 
 

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